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第8回 ちょっとふれた沖縄の味(その2) |
■ 泡盛と豆腐よう
沖縄で酒といったらもちろん泡盛。タイ米と黒麹菌で作られるところが焼酎と大きく違うところ。居酒屋には数多くの泡盛が用意され、酒屋にもたくさんの泡盛が並ぶ。おみやげ物屋にもたくさん並んでいて選ぶのに一苦労。壺に入ったものまで見受けられる。私は銘柄がまだよくわからないので、居酒屋や、酒屋で買って宿で、何種類かの泡盛をいきあたりばったりで飲んでみた。まずはストレート、そしてちょっと氷を入れて。ややくせがあると言われる方もいらっしゃると思うが、このくせがハマったらやめられないという秘めた力をもっているようだ。いろいろな沖縄料理にもちろん合う。チャンプルーの油も泡盛がさらっと流してくれる感じで妙に後味が心地よく感じる。しかし何と言っても、”豆腐よう”と泡盛の組み合わせはすばらしかった!この豆腐よう、麹を泡盛に漬け込んだ漬け汁の中で豆腐を3~6ヶ月間発酵させて作られる。感覚としては、豆腐というより、むしろチーズに近い(チーズもタンパク質、トーフもタンパク質が豊富。たとえて言えば、植物性タンパク質のチーズ?!と考えれば良いかな)。豆腐ようをつまようじの先でちびりと口にいれ、泡盛をグビリと。ん~~~すばらしい!ぜひ、お試しあれ!(ちなみにこの豆腐よう、日本酒にも合うと思うのでもっと全国区になっても良いように思えるがいかかであろう)
■ 道の駅「許田(きょだ)」やんばる物産センターと沖縄のお茶
沖縄はご存じの通り南北に細長い島だ。国道58号と329号、そして沖縄自動車道が南北に走り主要道となっている。中北部の本部半島の入り口、沖縄自動車道の終点(始点)近くに道の駅「許田」があった。
この道の駅、地元の野菜がたくさん売られている(なぜか宮崎産のニューサマーオレンジもたくさん売られていた)。ゴーヤーは大きな袋に10本くらい入って500円というものもあった(さすがに安い!筆者宅近くの大型スーパーで先日1本198円)。
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紅芋のジェラードアイス。芋というイメージとは違い意外とさっぱり。適度な甘みでいくらでも食べられそう |
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ゴーヤーはもちろん、特産の野菜が数多く売られている |
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いまはやりのウコン。沖縄方言では”うっちん”と呼ばれる |
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島らっきょう。公設市場で見たものに比べるとやや太めかな |
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紅芋はふつうのさつまいいもに比べると外皮が白っぽい |
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一角に周辺の市町村別に区切られて特産品が売られていた。油味噌(アンダミスー)、塩などが目立つのに加えて、緑茶が意外と多いのが目に付く。沖縄のお茶の消費量はかなり多いらしいけれど、その多くは、さんぴん茶や、ウコン茶、ゴーヤー茶などの健康茶がほとんどということだ。しかし、このやんばる地方では緑茶も比較的よく生産されているようだ。
さて、さんぴん茶であるが、沖縄ではもっともポピュラーなお茶である。あちこちの自販機やコンビニではペットボトル入りのものを必ず見かけるほどだ。このさんぴん茶なるものはどういったお茶なのであろうか?”なるもの”なんていう表現、きっとウチナーンチュにすれば、何で?!という感じであろう。それほど沖縄には一般的で、本土(少なくとも関東近辺)では見かけない、認識に大きな落差のあるお茶だ。調べてみると、だいたいのところ”ジャスミンの葉または花と緑茶をブレンドした茶”ということのようだ。ただし、緑茶ではなく軽く発酵させた茶葉を使うものもあるようだ。
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