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第1回 おこめのドリンク
 
 日本といったら”米の国”?!米の国といったらアメリカ?!なんて言ったら横道にそれてしまうんだけど、お米というのは日本を代表する農産物であるわけです。ということは、米(もち米も含めて)を原料として作られる加工品というのも多いはず?!たとえば、あられ、おせんべい、だんごなどの菓子類、ビーフン、みりん、米酢などの調味類、そして、米加工飲料の代表といえば、清酒とか米焼酎などの蒸留酒。でもアルコール以外の飲料となるとどうだろう・・・、意外と思いつかないということで、特集第1回は米を原料とした非アルコール飲料を探してみよう!ということなのです。

 といっても、どこにあるんだ~い米のドリンク、早速インターネットで検索してみました。

1:こめちち
 北海道別海町の特産品。「平成6年度優良ふるさと食品中央コンクール農林水産省食品流通局長賞」受賞という強者です。発芽玄米、にんじん、お米、オリゴ糖からできた「知的未来飲料」とのこと。
 さて、実際に飲んでみました。色はやや赤みががったクリーム色。缶牛乳特有のカゼイン臭的な(?)ものを感じます。米やにんじんという印象は味、香りにも特に感じられません。けっしてよくある”ゲテモノ”ではありませんのでご安心を。冷やして飲むとけっこうおいしいです。たしかに、米に牛乳のドリンクと聞けば違和感を少なからず感じる方は少なくないはず。でも、もう少しつっこんで解釈。発芽米に牛乳・・・。どこかにありませんでしたか???そう、米でもないし、ちょっとニュアンスは違うけれど、麦芽に牛乳、そう”ミロ”だよ!ミロはけっこう万人に好まれている味。香ばしいチョコ味がして私も大好きです。”こめちち”の素材にこだわるという姿勢はすばらしいことかもしれないけれど、これにチョコを(ココア)味をたしたら、さらにおもしろいものになるような気もします。それと、やはり缶だと加圧殺菌時間のため缶牛乳特有の味が前面にでてしまうように思います。ぜひブリックタイプとかでいかかでしょうか?!北海道別海町の素材を生かし、すばらしい賞を受賞した”こめちち”、ぜひ今後の展開を期待しま~す。

北海道別海町役場内別海酪農工場のページ


2:遠野紀行”ビアンラルク”
 ”お米から生まれた乳酸飲料”がうたい文句。岩手遠野地方の有機米と牛乳、さらにりんご果汁といずれも岩手の特産を使用した乳酸飲料。見た目は、ちょっと黄味がかった甘酒風(どぶろく風?)。やや粘度があり微細なつぶつぶが見受けられます。味は、いわゆる乳酸飲料であって、酸味、甘味とも通常の乳酸飲料よりもやや弱めに感じます。特に”お米”という味はなく、とても飲みやすい飲料だと思いました。パッケージにある遠野”ざしきわらし”のマークがかわいいです。

岩手県遠野市 遠野商工会 飲料ページ


3:鬼ッズ(キッズ)
 岩手県北上市のホームページに「手づくりの新鮮なアスパラガスを原料に、牛乳とお米を同時に発酵させた新しいタイプの乳酸飲料です。1個 220円(税別)」と紹介されている”鬼ッズ”。ぜひ飲んでみたいと思って調べたところ、なんと発売中止とのことでした。先日某テレビ番組で台湾のアスパラドリンクがうまいという話を聞いたので、ぜひ鬼ッズ飲んでみたかったですが残念!

岩手県北上市の特産品紹介ページ


4:韓国の”シッケ”
 韓国では人気があるらしい、お米と麦芽から作られた伝統的な飲み物だそうです。清涼飲料水とあるのでお酒ではないようです。
韓国専門店K-PLAZAのドリンクのところにありました。



5:番外編
 台湾のアスパラガスドリンクをちょっと検索してみました。
むこうの言葉では廬筍汁(アスパラジュース)と言うようです(なんて発音するのかは不明ですが)。

台湾のアスパラジュースといものをちょっと検索してみました。
台湾出張記の中より

光泉牧場股?有限公司(注:繁体字中国語ページです)
ここはブリックパックのアスパラジュースを製造しているようです。



※”こめちち”、”ビアンラルク”とも東京では銀座にある”お米ギャラリー”で手に入ります。

(上記紹介各サイトの方々には特に断りを入れておりません。もし、問題ある場合はご連絡下さい。ご協力ありがとうございます)