ためしてみました、食べてみました 一覧にもどる
 
第25回 やなぎは

佐賀県神崎の名産品”神崎そうめん”の歴史は古く、400年前にさかのぼると言われています。諸国の行脚してきた雲水によって、神崎の地に手延べそうめんの秘法が伝えられたのが始まりと言われているそうです。
今回はこの地で百三十余年の歴史を持つ井上製麺さんの”やなぎは”をためしてみました。井上製麺さんではそうめんの他に、ラーメンやうどんも製造してます。
柳の葉のように薄いので”やなぎは”っていう名前がついたのでしょうか?”やなぎは”の原材料は小麦粉と塩なので、これはうどんの仲間のようです。(そうめんには油が入っています)”やなぎは”はゆがかなくても、だしにそのまま入れてすぐに食べられます。おみそ汁やインスタントのお吸い物などに一緒に入れて、手軽に麺料理が楽しめる優れものです。
 
また、鍋料理の最後にゆがかずに入れて2分。のどごしのいい麺でお鍋の多いこのシーズンに活躍しそうです。
 
”やなぎは”はゆでずにOKですか、井上製麺さんからいただいたパンフレットにおいしく食べるそうめんの茹で方、保存方法が載っていましたのでご紹介します。

【そうめんのゆでかた】
そうめんはゆで方で風味がずいぶんとかわってしまいます。
水は1把につき3リットル、大鍋にたっぷり用意して下さい。十分に沸騰したら麺をぱらぱらと入れ、麺がくっつかないように箸で軽くかきまわします。お湯がこぼれない程度の火加減で。それぞれの麺にあった茹で時間で手早くざるにあげ、水洗い。このとき冷水で素早く冷やすことがおいしく食べるコツです。
・・・いつも途中で差し水をしてましたが、そうめんの場合はしなくてもいいみたいですね

【そうめんの保存】
そうめんは永く置くほど風味を増し、歯ごたえも一段と良くなるそうです。保存には湿気の少ない風通しの良いところで。


井上製麺さんでは熊笹や赤米、紫米を使った、”吉野ヶ里・古代麺”もあります。

参考資料:井上製麺さんのパンフレットより
製造者:有限会社 井上製麺
佐賀県神崎町大字的1779
TEL:0952(52)2625 FAX:0952(52)2628
http:www.iimen.com
(03.02.05)