ためしてみました、食べてみました 一覧にもどる
 
 第30回 テレビでも話題? せんべい汁
 池袋サンシャインシティの特産品イベント会場を歩いていて面白いものを見つけました。たしか前に東京12chの”ワールドビジネスサテライト”で紹介されていた”せんべい汁”のセットです。

八戸地域では昔から当たり前に食べられていた南部せんべいを入れた”せんべい汁”。東北新幹線八戸駅開業にあたり、八戸を代表するお土産を・・・ということで商品開発されました。

南部せんべいと聞くと、私は盛岡のイメージの方が強かったのですが、実は八戸地域が南部せんべい発祥の地と言われているそうです。

今からおよそ600年前の南北朝時代、長慶天皇が八戸の南部の殿様を頼ってこの地を訪れました。一行が食糧に困った時、赤松某という家来がそばの粉をこねて胡麻をまぶし、自分の兜で焼き、天皇にさし上げたところ、とても感激されお褒めの言葉をいただいたと言う話しが、南部せんべいの始まりと言われています。

ということで、「せんべい汁を八戸の定番土産に育て、本家の意地を見せたい」と地元でも意欲満々とか

今回はこれを”ためしてみました”
3枚ずつ小分けされたおせんべいが4袋、スープが4パック、4人分はいっています。一人分ずつになるので、少人数の家族でもOK。

他にせんべい汁をつかった”アイデア料理のレシピ集”と”せんべい汁の話”のパンフレットが入っているのがうれしいです。
今回はレシピ集の中から、一番基本のせんべい汁をつくってみました。
【材料 2人分】
トリ肉・・・20g
ブタ肉・・・30g
 *どちらか一方の場合は50g
今回はトリ肉だけで作ってみました。
他に
ゴボウ30g、にんじん30g、キャベツ40g、ネギ1/3本、糸こんにゃく少々。
1,鍋に水720っcを入れゴボウ、にんじん、糸こんにゃくを入れます。
2,沸騰したらお肉を入れを入れ、野菜に火が通ったらキャベツを加えます。

鍋というと白菜のイメージでしたが、これはキャベツを入れます。
3,添付のスープ2袋を入れ、あくをとりながら煮、沸騰したところに、おせんべいを2袋を3つぐらいに割って入れます。
4,最後にネギを入れ、5分程度煮込んで出来上がりです。
スープは醤油ベースで、コクがあります。真ん中の部分は溶け出さず、最後まで形がくずれません。お麩ともちょっとちがう食感で、美味しいです。おせんべいのみみの部分はだしの油をすって、揚げ玉のような感じに。私はこの部分がけっこう好きです。

1人前3枚のおせんべいと具だくさんのおつゆでおなかも満腹、とってもほかほか体が温まりました。

他にレシピにはサバの水煮缶を入れたものや、キムチを入れた韓国風のものなど・・・ いろいろアレンジがききそうです。

地元ではこれを機にせんべい汁をだすお店が増えたとか。ぜひ地元に行って本場の味を堪能してみたいと思いました。
今回の商品の他に、南部地鶏や初雪たけなどの具がレトルトに入ってついている完全具入りセットも出ています。

商品のお問い合わせは
ユートリー(財)八戸地域地場産業振興センター TEL:0178-27-2227
(04.02.01)