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第16回 乾燥パパイヤ
 最近、便秘解消・長寿料理ということで脚光を浴びている”パパイヤ”。日本でパパイヤと言えば黄色く熟した果物を想像しますが、健康食として食べるのは熟す前の青いパパイヤです。沖縄では”万寿瓜(マンジュウイ)”と呼ばれ、産後の栄養補給に母乳の促進にと昔から食べられてきました。しかし、生のパパイヤは、最近よく見かけるようになったゴーヤほどは簡単に入手ができない上に下ごしらえが面倒です。(切ったときに出る白い液に触ると、皮膚の弱い人はかゆくなったりします。)沖縄では1コ丸ごとで売っているのはもちろん、千切りにした物も袋に詰めて売っているそうですが、こちらではなかなかお目にかかれません。そこで”乾燥パパイヤ”を銀座わしたショップで見つけてきました。
乾燥パパイヤは内容量50グラムで500円。
今回は袋の裏についていたレシピ”パパイヤチャンプルー”を作ってみました。

材料(4~5人前)
・下ごしらえしたパパイヤ 一袋分
・ポーク缶またはツナ缶 (今回はツナ缶)
・木綿豆腐 1丁
・糸こんにゃく 適宜
・塩 サラダ油

乾燥しているパパイヤは切り干し大根のよう
下ごしらえの方法
①乾燥パパイヤを30分程水に浸す。
②30分経ったら、軽くもみ洗いします。
さらに30分ほど水につけます。 (袋の裏には書いて無いのですがHPにはそうなっていました。)
④沸騰した湯に10秒ほどさらします。
⑤水気をきって下ごしらえ終了

2~3時間つけると更に柔らかい歯ごたえになります。(HPより)
30分つけたパパイヤ
ますます切り干し大根のようです。
味はほとんど無くかなり歯ごたえがあります。
調理方法
①豆腐は水を切り適当な大きさに切る。(沖縄ならここで島豆腐を使うのかな)
②鍋に脂を熱し、豆腐を入れ、焼き色がついたら取り出す。
③糸こんにゃく(ポーク)を炒め下ごしらえしたパパイヤ、ツナ缶を加えて塩で味を整える。
④豆腐を加えて全体に火が通ったらできあがり。
袋に書いてあった作り方には塩だけでしたが調味の段階で鰹だしや醤油を加えてみました。
下ごしらえの方法段階③が袋には書いていなかったので、そのまま調理しましたが、なかなか歯ごたえがあります。柔らかい物が多い昨今、このくらい歯ごたえのある物をたまに食べるのはいいことです。私は1度30分につける位が好きです。
”パパイヤチャンプルー”は沖縄でのパパイヤ料理の定番料理、パパイヤの炒め物です。その他、パパイヤのきんぴら、パパイヤサラダなどいろいろ使えます。また、豚肉と煮るとパパイン酵素の働きでお肉が柔らかく仕上がります。
最近人気のタイやベトナム料理でも青パパイヤのサラダは定番メニューですがこちらは生の青パパイヤでしゃきっとした歯ごたえを楽しみたいところです。
肥料も農薬もほとんど必要としないパパイヤ。味も癖がなく食べやすいので、お総菜の1品に加えたいものです。まだまだ希少価値なのか、1袋500円というのはちょっとお高いかなとも思いましたが、水に戻すとかなりの量になりますので、常備菜として今後も買い置きしておきたい1袋です。
エネルギー カルシウム リン ナトリウム カリウム
329kcal 620mg 350mg 2.3mg 190mg 3000mg
カロチン ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンC
570ug 320IU 0.04mg 0.06mg 1.5mg 300mg
(乾燥パパイヤ100g中)
購入先
銀座わしたショップ
今回使用した乾燥パパイヤのHP(乾燥ゴーヤも扱っています)
http://www.southern-health.net/