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第5回 くじらのたれ



夏休みに千葉の館山のほうに行ってきました。駅に着くとひときわめだつ「「くじらのたれ」ののぼり。たくさんとくさん編集局員としましてはこれはなに?と思わず買ってしまいました。このあたりってくじらが捕れるのかな?くじらって食べていいの?
くじらのたれって

買ったときに頂いた「味のしおり」によると
「くじらのたれ」と呼ばれ昔からの特産品として、今日まで受け継がれてきました。そのむかしは固く乾燥されておりましたが今では、柔らかく加工され、味付けも昔ながらの塩味に醤油も加わり親しまれております。

おいしい食べ方
1.ガスに魚焼き網をのせて、その上で焼く。(理想は炭火)
2.あまり焼き過ぎないように。(目安はあぶらが表面でジュクジュクするくらい)
3.片面を焼き、後ろの面はさっと焼く。
4.焼けたら手で細かく裂く。お好みで醤油、マヨネーズをかけても美味しいです。



真空パックの袋の中に黒くて薄いものが・・・ちょっとビーフジャーキーのような感じ。空けると干物の匂い。


残念ながら炭火でなくガスで焼いてみました。弱火であぶってみましたが、しおりにあるように表面がジュクジュと・・・とは、いくらまってもなりません。焼きすぎてはいけないということなのでこのあたりで火からおろします。するめのような香りに弾力。熱いのをがまんしてさいてお味見。う~ん、やっぱりするめかな。お酒に合いそうです。780円



鯨?つちくじら

このくじらのたれって館山のお土産と言うよりも和田浦の特産品なんですね。さかんに捕鯨反対を訴えられる日本で、実は日本には現在、4ヶ所の沿岸捕鯨地があるそうです。北から順に、北海道の網走・宮城の鮎川・千葉の和田浦・和歌山の太地。南極海捕鯨と沿岸捕鯨は全然違うものだそうで、和田浦の捕鯨はつちくじら。国際協定による圧迫はツチクジラ捕鯨にはとりあえず関係ないということです。
・ツチクジラ(ハクジラ亜目・アカボウクジラ科・ツチクジラ属)

くじらの大和煮

これは昔懐かしいくじらの大和煮。
あましょっからいたれに鯨のお肉がマッチ。これはおつまみにもご飯のおかずにもなりますね。
330円