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第12回 米の麺

さすが米所”新潟”、インターチェンジでお米100%の麺をみつけました。お米の麺と言えば最近よく見かけるようになったビーフン。今回は日本の米麺とタイの米麺を食べ比べてみました。
 
新潟の味「越の雅麺」(半生めん)
お米100%で作られています。
タイビーフン
こちらもお米100%
細く透明白色
雅麺の名前の通り、きれいな麺です
半透明で少し平たい
ゆでた後も白が鮮やかな麺。 ゆでてみると雅麺と同じ鮮やかな白色の麺に
いろいろな食べ方ができるようですが、今回はざるうどん風とタイ風にスープで食べてみました。
ざるうどん風は、もちもちとした食感が心地よく、見た目も白透明のうつくしさが食欲をそそります。うどんと違い製麺の段階で塩を使っていないので、ゆでる時に塩を入れてゆでたらどうかな~とちょっと感じました。
タイ風にすると少し麺が柔らかくなりすぎるような気がしました。冷製スパゲッティー風にドレッシングであえても食感が楽しめてそうです。
タイビーフンはざるうどん風に食べると少々ざらついた感じがしました。タイ風にスープで食べたほうがおいしかったです。
  
 
いろいろ試して、その麺その麺にあった食べ方を見つけると、また麺料理の世界がひろがっていきますね。
世界が広がると言えば、米の麺てアジア各国にあるんですよね。
ビーフンのルーツをたどってみると、中国南部で作られたのが始まりだとか。それから台湾、東南アジアへと普及していきました。
台湾
ビーフンといえば、なんといっても新竹(台湾北部)のものが最上級とされています。食べ方は焼きそばのように「焼きビーフン」が主流。
ベトナム
きしめんのような平べったい麺をフォー、太目の米麺がブン。ナンプラーなどで味付けしたスープでたべる方法が多いようです。
タイ
クィティアオと呼ばれる米麺は太さによって名前が変わります。極細めんをセンミー、細めんをセンレック、きしめん風をセンヤイ。
米の粉をアジアの国々が麺にしたのに対し、日本では上新粉などお菓子として食してきた方が多いようです。そばやうどんのように今後日本にも日本独自の米の麺が定着するのかが楽しみです。
 
今回試食した品
「越の雅麺」 製造者 新潟食品販売株式会社
新潟県南蒲原群田上町坂田28   TEL:0256(52)4181