ためしてみました、食べてみました 一覧にもどる
 第33回 秋田のアスパラガス
小さい頃、アスパラガスというと缶詰に入った白いふにゃふにゃのものしかなかった気がします(歳がばれますね・・・)。それがある時から八百屋さんの店先にあの緑のアスパラが当たり前のような顔をして並ぶようになりました。

その頃からグリーンアスパラガスというと”北海道”というイメージが。アスパラガスは北海道だけじゃあない。秋田のグリーンアスパラも生でも食べられる程うまいんだよ~ ということで、今回は秋田のアスパラガスをためしてみました。

とってもりっぱなアスパラガス
今回、試してみたのは横手産の無農薬露地物のグリーンアスパラガス。スーパーではなかなかお目にかかれない立派なものです。
どうにかこの長さ、太さをお伝えしたくて割り箸を置いてみました。いまいち伝わってないかも。ちなみに下のお皿は25cmのディナープレートです。
生でたべられるということで初挑戦。

つめのような形の”はかま”だけ丁寧にとります。(アスパラガスを回しながら上から順番に”はかま”を取っていくと取り残しなく”はかま”がとれるって、昔テレビで見てからは、くるくるまわしながらはかまをとってます。)普段あまりにすじっぽいアスパラガスだと、ピーラー(皮むき器)で上から下まで皮をむいてしまうけれどそんなことは必要なし。

ほっくりとして甘く、瑞々しい味が口の中にひろがります。穂先はほんのりほろ苦いけれど、けっしてえぐくありません。「生で食べてみて下さい」と言われるのが本当に良く分かります。切り口の白さが新鮮だな~と感じさせてくれます。

ゆですぎの失敗作
ゆでるならさっと。鍋に少量の水とアスパラガスを入れて蒸すように茹でます。気を付けたつもりなのに、最初のはちょっと茹ですぎ。これじゃあ美味しくありません。

もう一度茹で直し。今度はお鍋から離れず、ゆげが上がったらすぐに火を止めました。
緑鮮やか、さくさくです。

根元の部分を持って、ぽきっと折れるところから下は堅いので捨てましょう・・・と、これまたどこかのテレビで見たことがあります。でも、もったいなくて、ほんの数ミリだけ根元を切り捨ててゆでました。それでも口に筋が残るようなことはなく根元に近い部分だなんてわからないくらいです。
これだけ立派な品物ですからやっぱり1本揚げでしょう!!

生のまま衣をつけてさっとあげます。お塩でいただくと美味。ビールもすすみますよ。
他にいろいろ
中華風に茄子やお肉と炒めて 穂先はなんといっても天ぷらに。初夏の味です。
グリーンアスパラを取り寄せるなら北海道という考えを変えさせる逸品です。

今回ためしてみたもの
生産者佐藤良子さんの秋田県横手産露地栽培グリーンアスパラガス
1kgで2100円
1kgでこの太いアスパラガスが30本前後入ってます。 季節限定6月末までということです。

商品のお問い合わせ購入は
秋田いのおか商店
(04.05.31)