いろいろな地域のスーパーにも並ぶようになった沖縄野菜。他の地域で野菜が不足しがちな季節にも出荷される沖縄野菜をご紹介します。
沖縄では、他の地域では見かけない野菜が多く作られています。それが沖縄野菜・島野菜と呼ばれている野菜です。他の地域とは旬の時期がずれているのが特徴です。野菜が不足しがちな冬にも、葉物野菜が少なくなる夏にも暖かな沖縄では野菜が作られています。最近では沖縄以外の地域でもゴーヤなどが作られるようになりましたが、やっぱり本場は沖縄。沖縄野菜は種類も豊富でいろいろなお料理に使われています。沖縄野菜には身体に嬉しい栄養がいっぱい。今まであまり沖縄野菜になじみの無かった方も沖縄野菜を使ったお料理を食卓に乗せてみませんか?商品名のリンク先は販売店となっています。画像:沖縄ゆるキャラ「イーサー君」とミス沖縄 沖縄の農海産物紹介セミナー2013 築地市場にて
ゴーヤー(ツルレイシ) ウリ科 | ゴーヤーチャンプルー・おひたし・和え物 独特の苦みが特徴でチャンプルーなど炒め物などに使われます。熟すと甘くなりますが、シャキシャキとした食感が無くなってしまいます。学校の窓際などに植えられ蔓を利用した「緑のカーテン」として日よけ代わりに使われるようになったため、沖縄以外でも見かけるようになりました。 | |
島にんじん | スープ・油を使った炒め物など 暑さに強く、沖縄だけで栽培されているそうです。甘味がありシリシリやチャンプルーにするそうです。沖縄ではチデークニー(黄色い大根という意味)と呼ばれています。なぜ大根なんでしょう? | |
ビッグピーマン ナス目ナス科トウガラシ属 | 肉詰め・チャンプルー 肉厚で甘く、濃い緑色が特徴 炒め物などにはもちろん、大きさを生かして肉詰めにすると中身がタップリはいると好評です。 | |
ビックリジャンボ 豆目豆科インゲンマメ属 |
幅が2センチ位で、長さが20~25センチ以上という大きないんげん。大きくなってから収穫しても柔らかく甘味があります。スジを取らなくても良いので調理が簡単です。普通のインゲンと同じように調理できますが、そのまま蒸し焼きなどにします。 |
島らっきょう ユリ科の根菜 | 塩漬け・天ぷら・バター炒め。パリパリした食感が特徴です。塩漬けにして鰹節をかけるとおつまみに最高です。天ぷらにしてお塩で食べるのも美味しいです。 |
野菜パパイヤ(青パパイヤ) スミレ目パパイヤ科 | パパイヤはコロンブスが発見、広めた野菜だとか。保存性が良いので長い航海には無くてはならない野菜でした。サラダ・炒め物・和え物に。肉と炒めると肉が軟らかくなるのでおすすめ。 |
フーチバー キク科の多年草 | ヨモギのことを沖縄ではフーチバーと呼びます。天ぷらにしたりヨモギのようにお餅に混ぜたりします。また、沖縄では沖縄そばやヤギ汁の臭い消しに使われます。 |
田芋(ターンム) 里芋の仲間 | 田芋は浅い水を張った水田で栽培されます。熱を加えると普通の里芋より粘りけがでるので潰してお餅のように使う地域もあります。 |
シマナー(島菜) アブラナ科の葉野菜 | 辛みがあるのが特徴。塩漬けや茹でて食べます。島豆腐と相性が良いので、沖縄では一緒に炒めて食べられています。 |
ナーベラー(ヘチマ) ウリ科のつる性一年草 | ヘチマといえば、沖縄以外ではタワシが頭に浮かぶかもしれませんが、もちろん食用です。味噌炒めなどにされます。 |
ンジャナ(ニガナ) キク科 | ンジャナは沖縄では昔から健康野菜として親しまれてきました。千切りにして豆腐やピーナッツバターと白和えにするのが一般的です。”ン”から始まる珍しい名前の野菜。これでしりとりに負けない? |
サクナ(長命草) せり科の多年草 | サクナは石垣や八重山では薬用とされていて、「1株食べると1日長生きするチョーミーグサ」と呼ばれている野菜です。香りがあるので臭み消しに使われます。 |
紅芋 | 身の色が赤や紫色をしたサツマイモのこと。生芋は県外に出せないのでタルトなどの加工品がいっぱいあります。読谷村(よみたんそん)が産地として有名です。食べ方としては蒸したり焼き芋にしたりと普通のサツマイモと同じにお料理出来ます。 |
ハンダマ(金時草) キク科の多年生葉野菜 | 水前寺菜とも呼ばれ茹でるとヌメリ気がでます。アントシアニンや鉄分が多いのが特徴です。サラダや和え物にはもちろん、お味噌汁の具としても人気です。 |